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スマートコントラクトに関する協会の設立

スマートコントラクトに関する協会を立ち上げました。スマートコントラクトを成立させる3つの要素だと私が考えているのが、

1)デジタルID

2)確実なデータ交換(ブロックチェーンの世界でオラクル(神託)と呼ばれる)

3)Trust Score

となります。

1)デジタルIDを日本でやるなら色々と問題があると言われるかもしれませんが、マイナンバーを如何に活用するかがやはり重要だと思います。マイナンバーとうまく活用したデジタルIDを開発することで、確実に本人を特定すると言う基本を如何に実現していくかが1つの挑戦だと思います。マイナンバーの情報と銀行口座の情報を紐付けることができるだけで、今回のコロナ給付金の問題は解決できますので、デジタルIDを基準にしてどこまで色々な情報を整理していけるかが1つの論点です。

2)オラクルと呼ばれる、正解な情報を正しい時間軸で伝えるとうことも当然ですが非常に重要な論点です。契約を自動的に執行すると言うのが、スマートコントラクトが目指している姿です。だから正確にデータを伝えると言う考え方(インターネットの世界ではデータの改竄やタイムスタンプが問題となってきました)を、如何に実現をするかが論点です。技術的にはブロックチェーンを活用すれば可能ですが、エストニアのような方式で実現しても良いと考えております。エストニアは必ずしもブロックチェーンを使っているわけではありません。

3)本人を特定した上で、各本人に最適なサービスを提供するためには何らかの分類が必要です。仮にTrust Score(信頼スコア)と呼んでおりますが、各個人の信頼度を如何に表現することができるかで、最適なスマートコントラクトを実現していくと言う考え方が実現していくと考えております。スマートコントラクトは結局、次世代のインターネットと言える世界観でありブロックチェーンで実現されると言われている価値のインターネットを実現したひとつの形であると思います。

本日説明した3つのテーマについては、協会で参画頂く色々な企業と議論すると同時に実証実験を進めていきたいと考えております。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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