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ブロックチェーンのおすすめ書籍

厚い本ですが、とても参考になると思い読んでおりますブロックチェーンの書籍になりますが、


ブロックチェーンの技術と革新

ケビン・ワーバック

ニュートンプレス


を紹介したいと思います。


厳密にはまだ斜め読みしたレベルですので本日は簡単な紹介とさせて頂き、今後必要に応じて取り上げたいと思います。


作者は、技術者というよりは、法学及び企業倫理に関するウォートンの教授です。


ブロックチェーンの論点は、

信頼を如何に表現するのか

法律との関係(つまり中央集権との関係)


となると整理されており、ブロックチェーンは信頼および法律の適用をより効率的にするべく登場したいとうこといなるかと思います。


個別の要素は信頼できないけども、管理者が不在でも全体としては信頼できる仕組みがブロックチェーンということになりますが、このコンセプト自体は、仮に量子コンピュータが登場したとしても必ず必要な考え方だと思います。


管理者=人間の介在を前提としたシステムから今後は、AIが担う可能性があります。

AIをアルゴリズムとして捉えると既に、人類は多くの割合で既にAI(=プログラム)に任せていることになりますので、


信頼できない仕組み(=人間が関与できない仕組み)で、信頼(人間から見て)を確立するという考え方はブロックチェーンの精神ですが今後も継続して研究されて実現を目指すべき考え方だと思います。


なお、法律と呼ばれる人間が考えた、多くの場合、曖昧で矛盾も含まれる体系(なお、人間社会自体が曖昧で、不確定要素もあるので法律も自ずと確定的ではないです。)をブロックチェーンでどこまで表現できて、どこで折り合いをつけるかという論点についても、人類は今後のデジタルを活用して人類をより便利にしていく過程で必ず整理していかねばならない論点だと思います。


なお、確定できるテーマと未確定要素が多いテーマで使い分ければ良いというのが今の私の結論ですが、グレーゾーン(つまり両方の要素を持つテーマなど)もありますので、当面(もしかして、人類を相手にする以上は永遠に)はハイブリットで考えるしかないとやはり言えるのかなと理解しております。


ブロックチェーンの登場で、今のところビットコインが生き残っているのは事実であり、

サトシナカモトの論文により登場した言われる技術(あるいはコンセプト、特にコンセンサスのアルゴリズム)は未だに生き残っており、信頼とは何かを人類は考えていく必要があるという意味で、作者の専門領域である法学及び倫理がとても重要なのだと思います。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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