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価値を移管できるシステム

考えてみると当たり前ですが、価値を移転させるためには、情報が確かに移転していることを保証する必要があります。


ペイロールカードの普及を目指すと、銀行口座を完全に活用しない仕組みの実現に向けて障害となるテーマであると改めて気づきました。


ブロックチェーンなら確かに安く簡単に実現できるのですが、ペイロールカードを今後短期的に普及させようと考えると、いきなりブロックチェーンというわけにもいかない気がしております。


ペイペイなどのキャッシュレスの仕組みで、資金をチャージした場合には表面的にはデータで書き換えているだけですので、あくまでデータが更新されただけということになります。それを保証するためには、銀行などの手段を使って確実に価値が動いていること(つまりお金が動いていること)を保証する必要があります。(結局、銀行口座を活用していることになります。)


ペイロールカードでは銀行口座以外に給与をチャージすること(つまり情報を書き込むこと)は可能となりますが、実際には現在の日本のインフラで考えると銀行口座を活用してお金が確かに動いていることを最終的にはどこかで保証する必要があります。(つまり、銀行口座は完全不要というわけにはいかないということになります。)


世界レベルで、お金を動かそうと思うと現在のインフラだと難易度の高いチャレンジが待ってそうですが、すでにトランスファーワイズなどのスタートアップが解決する方法を、先日お会いしたエンジェル投資家の方によると日本にも海外に資金を瞬時にうごかす仕組みを開発している会社があるそうで、そのようなサービスを活用すれば良いのかと考えております。


最終的には、ブロックチェーンのように価値を移転できるシステム(つまり送金システム)を世界で活用して頂けるレベルの仕組みを見つけていきたいと考えており、ペイロールカードの普及に向けては当初は古いインフラ及び、既存のスタートアップを組み合わせて活用するしかないと思いますが、価値交換システム(価値のインターネットとして、スマートコントラクト及びお金を流通させることができる)について最終的には最適解を見つけていきたいと考えております。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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