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保険業界のデジタルトレンド

久しぶりにお会いした、保険会社のCIOをされている方に、最新の保険業界のデジタルトレンドを講義して頂きました。

現状、保険業界では紙がかなり残っており、それでも効率を上げていく必要があるので、これまで色々なブームがあったといえるかと思いますが、5年前くらいに出てきた技術、もしかしたらもっと前にあった技術の組み合わせが効果を発揮する時代になったという説明を受けました。


習った内容としては、オペレーションの効率を上げる方法として最も有効と判断しているのが、ルールエンジンと呼ばれる仕組みとなるそうです。

なお、ルールエンジン自体は本当に昔、具体的には私が保険業界に関わるようになった20年前から存在する技術ですが、AI OCRと呼ばれる技術と組みわせることで、紙データのインプットを的確に分類して、プロセス(ワークフロー)を動かすという仕組みの実現が可能となってきているそうです。



次の5年の保険業界と考えてみると紙が突然なくなるようなことは予測が困難なため、本日説明しているような内容が保険業界のオペレーションのスタンダードになる可能性はあるという説明をして頂きました。


なお、ワークフローという技術も古くて、これまた昔(20年前には既に)からある技術ですが、もう1つ技術の問題というより、オペレーションの設計原則として、ルールエンジンやAI OCRの仕組みに応じた、プロセスの見直しが業務効率UPに大きな影響があるという解説をして頂きました。

プロセスの設計を大幅に変更できるかは、マネジメントの方々のリーダーシップが大きく関わってくると考えられ、これまで存在した技術で実現できなかったもう1つの大きなハードルはマネジメントの方々の方針(考え方)が大きく影響しているという意見も頂きました。


デジタルトランスフォーメーションの成功の鍵は、マネジメントの方針と少し枯れた技術の有効活用にあるとまとめることができると理解しました。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO

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