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保険業界のデジタル化

日本の保険業界が私の古巣でキャリアの半分、もしかしたら大半を何らかの形で関わってきました。


保険会社にいた期間も約10年なので、考えてみると長く関わっている業界であり、そのほとんどをライン業務ではなくて、プロジェクトという形で関わってきました。


プロジェクトの大半は今でいうところの、デジタル化ということになりますが当時はIT化プロジェクトに関わっていました。


この度、縁があって保険業界のデジタル化の外部プロジェクトに関わる可能性があり、依頼されている企業の社長と議論を始めております。


これから議論を深めていく予定ですが、IT化のプロジェクト方式で進めると予算がいくらあっても足りないですし、その企業も大企業という訳ではないので財務上のリスクがあると考えて、デジタル方式で進めることを提案しております。


このITとデジタルとの違いが中々日本では理解されていない、もしくは受け入れられていないと思います。


過去、私が上梓させて頂いた書籍でも何度も取り上げて参りたしたが、日本でデジタルのプロジェクトを実行することは3つの理由で実は難しいのです。


1)組織が実は、ITを前提に考えている

2)失敗は厳禁

3)不思議な自前主義


この3つの観点は深くて、成功している企業があるとしたら新興のスタートアップでユニコーンやそれに近い規模になっている企業でしか見ることができない気がしております。


デジタル人材が必要だと日本でも騒がれ始めてますので、最近は少し状況は変わったのかもしれませんが、


ITを前提にした組織は、資料をしっかり徹底的に作成を要求し、失敗は許されないので、実験する前に相当な準備をし、なぜか(=昔は疑問にも思われなかった)各社の独自の業務を反映するという自前のロジックのシステム化に執着するというで、現在のデジタルにはついていけないというのが実態と私は見てます(=厳密にはもう現場を離れてますので見てました)


デジタルを活用してスタートアップをバリューアップすることに今回、関われそうですので、どうなるかは勿論わかりませんが、挑戦してみたいと思います。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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