これ考えてみると当然なのかもしれませんが、30年日本が成長していないのは有名になりつつある印象があります。
現在、急激にすすむ円安によって、関連する報道が増えておりますが、USと比較した場合、現在の日本の平均的な年収水準はだいたい半分ぐらいになるそうです。ざっくりとした感覚ですが、日本で年収500万円が平均的かと思いますが、大体1,000万円が平均的な年収という感覚になるそうです
シリコンバレー周辺の年収が高い(年収2,000万円でも生活が厳しい)という話題をよく聞いておりましたが、US全体の年収もかなり上がっているという状況で、そのような状況を聞けば確かに円はもっと安くなる可能性があると感じてしまいます。
いろいろな要因が相場には影響あると思いますので、一概には言えませんが、昔少し習った経済学の前提では、最終的には購買力平価(理解が少し間違っているかもしれまんが、平均的な年収とそこから想定される購買力)にレートは収束すると言われており、このままだと更に円安は進むのかなという印象を持っております。
(なお、報道によると実際の購買力平価の分析は、実は現在の状況は極端に円安という分析結果になりまるそうです。なので、再び円高に戻る可能性はあるということになります。(不思議ですね))
日本でもいよいよ、インフレが起きる可能性もありますので、各個人から見たら年収をいかに上げるかということになりますが、ミクロな世界で見るとそう簡単ではないと想定されます。
海外の資産への長期分散投資はこのような環境なら確実に実行するとメリットがあるといえるかと思いますが、
日本国内の再度の成長を促すような仕組みづくりは改めて必要な時であり、海外への投資も重要ですが、国内にも有望な投資先を作れるように国を上げて頑張る必要もあるかと考えております。
30年成長していない日本はいよいよ、円安やインフレで追い込まれてきているのかな、逆に言えばいよいよ、大きく動き出すのかもしれないと考えております。
メタバースのブームなどは、確かにコンテンツを持つ日本に有利なため、国としても頑張ってほしいですが、私個人としてもメタバースを盛り上げることが、日本の課題を解決する一助になるのかなと考えております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO