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米中二強時代とブロックチェーン

世界の2大パワーと言えば、ずばり、アメリカと中国になると思います。

日本もかつては2位程度に認識された時代もありましたが、GDPの軸で見ると10年前に逆転されて、今は日本の3倍と圧倒的に離されてしまっております。


デジタルの世界で今後リーダーになる考え方は、GAFAMを中心とした中央集権型モデルなのか、ブロックチェーンに代表させる非中央集権モデルなのかと対照的な議論がされておりますが、現状はGAFAMの圧勝という状況です。


政治のモデルで言えば、圧倒的な中央集権の中国に対して、民主主義(分散型)を今でも死守を目指しているアメリカと対照的な状況であり、中国はデジタルレーニン型モデルと呼ばれており、中央集権的なモデルを目指しているのは事実ですが、ブロックチェーンの活用に関して積極的なのは中国でアメリカはあまり積極的ではないそうです。


非中央集権であることが売りのブロックチェーンですが、中国はブロックチェーンの世界でもリーダーとなることを確かに目指しているように思えます。GAFAMで先行されているのは事実であり、ブロックチェーンの研究により次世代のデジタルにおけるリーダーとなることを狙う戦略をとっているように思えます。日本のブロックチェーンならまだチャンスがあるようですが、デジタルに関しては総じて遅れておりますので、あまり重要なステークホルダーとはならないかもしれません。


ガバナンスを中央集権的なモデルでブロックチェーンを実装するとそのメリットを活かせるのかはまだ私にはその本質が見えておりません。しかし中央集権的なモデルでも巨大なノードを確保することができれば良いので、中国のように国家単位で取り組むモデルというのはもしかしたら、ブロックチェーンの弱点(ガバナンス)を無くす手法を発見していくのかもしれないと想像しています。

有名なユースケースがCBDCつまり、デジタル元ということになります。


世界の2大パワーとテクノロジーの潮流は強く相関しているのは事実だと思いますので、資産運用の意味では、ドルなのかデジタル元なのかというテーマは重要な論点になると思います。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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