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課題が先かソリューションが先か

最近、関与しているスタートアップの立ち上げをしていて思ったことですが、課題が先かソリューションが先かについて書きたいと思います。


なお、ソリューションから開始する事業開発もあり得ますので、本日は課題が先ということを書きますが、どちらが先なのかは今後も考えたいと思います。その結論は、課題が先だと今は思っています。


課題を探すことは重要です。ソリューションを探すより重要だと考えています。

厳密には、課題を見つけた上で、ソリューションを探すことが最も重要だと思います。経営コンサルタントの仕事を長くしていた経験からもこの法則は重要だと考えております。


課題を整理して、その課題が最も重要でかつその課題の整理の仕方(切り口)が経営コンサルタントの仕事の全てだと思います。なお、これをコンサル業界ではロジカルシンキングやイシューブレイクダウンなどと呼び、恐らく戦略系のファームではこれしかないのではないかと思ってました。

最近はコンサルの数が増えた関係でテンプレート型のコンサルタントつまり、ソリューションファーストのコンサルタントが増えているのも事実です。


深淵な論点だと思いますが、課題の特定には専門的な知識も必要ですが、専門的な知識が邪魔となることもあり、特定のインダストリーに強いコンサルタントというのは2種類のパターンが存在します。(業界の知識だけ詳しいタイプのコンサルタント(ソリューションコンサルタント)と、所謂課題特定の能力が高いコンサルタント(イシューコンサルタント))


スタートアップの成功確立を高めるという意味で、良い課題を良い切り口で設定できるかが全てではないかと考えております。まずは、良い課題設定をすることこれが、スタートアップ立ち上げにおいて非常に重要だなと改めて感じております。


ソリューションをすぐに増やそうとする人々があまりに多いのも事実ですので、本日の気づきは結構重要なのではないかと考えております。


藤井秀樹

株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO


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