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謹賀新年 AIと人類の将来について

新年あけましておめでとうございます。

さて、年始から重いテーマだと思いますが、本質的なテーマで今年の主要な挑戦を取り上げます。


AIと人類の将来について


私はAIの将来について考える時、サピエンス全史やホモ・デウス、そして21Lessonsの著者で有名なユヴァル・ノア・ハラリ氏が述べている方向性にシンパシーを感じています。

なお、彼の著した本は書籍として非常に興味深い作品であり、また彼自身は世界を新しい視点で眺めることができる人物であるという意味で私のオススメの作家の1人になります。

彼はAIがフル活用される未来では、人間の役割として何が残されているのか?幸福な未来をAIで構築できるのか?などの問いを世界の歴史から考えてそもそも人類(ホモサピエンス)とはどんな存在であるかも勘案して検証しています。


AIを活用するビジネスをしたい私としては、このままAIを有効に活用すれば近い未来において人間の仕事はイノベーションしか残らないというのは、彼の主張を待たずともその通りだと確信しています。


一方で、彼は、イノベーション自体もAIで可能である(イノベーションの定義と目的を決めて機会学習すれば良いので絶対に流行するヒット曲とか、各個人の特性にあわせた曲を作るなどが可能)となると、イノベーションもAIに勝てなくなると説いています。そうなると一体人間とは何か? 

彼ほどの俯瞰的な視点が私にあるのか自信がないですが、AIを活用することをビジネスとしている私としては、現時点で当面あるいは最終的にも人間に期待しているのは、やはりイノベーションです。


狭い意味でのイノベーションはAIに勝てない時代が到来しますが、広義のイノベーションな当面は人間の方が優れていると私は考えています。

一方で、AIに全ての観点で人間が勝てなくなる時代が到来する可能性は極めて高いと思われます。少なくともAIにより人間は、健康になることは確実ですが、その結果として幸福になれるのか?

この問題を解く鍵は全ての社会がトランスパーソナルと呼ばれる成熟した意識レベルになれるか次第であると考えます。成熟した意識レベル(つまりUpgradeされた意識レベル)で幸福をイノベーション(AIを活用して)することが答えなのかとも想像しています。

AIにより社会全体が悟りを開く、つまり社会は一つの共同体であるという利他的な精神が開花すれば、ユートピアに近い社会になりますし、また一方、悲観的なシナリオで、社会が成熟しなかった場合、ごく一部の超富裕層と健康ではあるが生きる意義を見出せない貧しく幸福でない大多数となります。(一つのディストピア)

社会全体の幸福を目指すなら、必然的に各個人の意識的変容(トランスパーソナルのレベル)を目指す仕組み(Upgradeされた意識レベル)を私は作るのが答えの一つだと考えています。


私の使命はAIを活用して社会の意識変容を起こすことであり、一つのユートピアを実現することに挑戦することであると考えています。

私の使命は単独で達成できるものではありません。

皆さんと挑戦していきたいと新年にあたり志を新たにしている次第です。


改めて、本年もよろしくお願い致します。


藤井秀樹

パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社 取締役

パクテラ・アジアパシフィック・ホールディングス株式会社 

パクテラ デジタル イノベーション最高経営責任者


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