Hideki Fujii
2020年11月15日2 分
インターネットの次の技術の中心はブロックチェーンだと言われて約10年が経過しました。現在は、ブロックチェーン技術の幻滅期(ガートナーの定義)と呼ばれており、以前に比べあまりブロックチェーンが話題にならなくなった印象があります。
仮想通貨で有名なビットコインは2009年ぐらいに登場して以来今でも順調に稼働しており、ブロックチェーン技術の素晴らしさを最も説明するユースケースとなっております。
ブロックチェーンのファンである私としては、次の10年でいよいよブロックチェーンが主役になるのかどうか非常に興味深く思っております。
インターネットとの違いについて、インターネットは情報を送ることができましたが、価値を送ることは苦手であった、ブロックチェーンは価値のインターネットだと考えると良いとブロックチェーン革命などの書籍の野口教授の書籍に書いてあったことが一番端的に表現していると考えております。
スマートコントラクトの考え方において、ブロックチェーンは威力を発揮することは間違いないと想定しており、今回立ち上げた協会の活動としてもブロックチェーンを活用したスマートコントラクトの研究は必須であると考えております。
いきなり全てをブロックチェーン型に変更するわけにもいかないため、私が考えているスマートコントラクトは伝統的なインターネットと新しい潮流であるブロックチェーンのハイブリットで考え方を整理していく必要があると思っております。
企業のあり方も実は、インターネットとブロックチェーンのハイブリットあるいは、中央集権の考え方と自律分散の考え方のハイブリットに当面なると考えております。
私はブロックチェーンの未来の可能性を信じており、今後も注目していきたいと考えております。
藤井秀樹
株式会社クロス・デジタル・イノベーション 最高経営責任者CEO