Hideki Fujii

2019年12月31日3 分

現代アート

「現代アート」の収集が流行っているという記事を読みました。

私なりの、なぜ流行しているのかという解釈を今回は書いてみたいと思います。

結論は、AIの時代に現時点では表現できない「愛着」というものではないかと思っています。(愛着という直感的な要素も次の10年単位ではAIが認識する可能性は充分にあるようです。)

愛着を持って、現代アートのように集めるという話について私の思いを説明します。

私は特に趣味(強いていえば、仕事とゴルフと散歩が趣味だと思います)はないですが、結果としていつも使っているあるいは、集めているわけではないですが、愛用しているのが

1)Rolexの時計

2)Berlutiの製品

になるかなと思います。私は、田舎出身で特に贅沢をすることに興味がある訳ではなかったですが、たまたま若いころにRolexの時計を買った(エッジが立ったデザインに惹かれて)購入したこと、確か購入したのはGMTマスターを、学生の頃過分だとは思いましたが、自分で稼いだなけなしのバイド代で購入しました。今思うと安かったです。確か当時の価格で15万円程度です。

その後、いわゆる「わらしべ長者」のように買い替えを続けて現在持っているのは、Daytonaの時計2本とヨットマスター1本およびプリンス1本の計4本になります。1つは、ビンテージで、Daytonaの型番が「6263」で購入したころは100万円程度だった気がしますが、今ではコンディションによっては2,000万円を超えており大体1,000万円はする時計になったようです。

他の3本のRolexは割と現行品に近いのであまり値段の変動はないようです。(でも値段が下がらないのがRolexの魅力だと思います。特に現代アートのように大幅に値上がりすることがある。私はRolexの時計自体が現代アートだと思っています。)

もう1つの私の愛用品がBerlutiになります。

私が初めてBerlutiに出会ったのは今から約20年前で当時は15万円位の靴(当時は今よりは安かった)を思い切って買った(こちらも他聞にもれず雑誌でみてそのエッジが立ったデザインに惹かれて)のを覚えています。

その後、定期的に担当の方から連絡がくるようになり(CRMが上手い!)年に数品購入している次第です。

こちらについては、値上がりすることはないですが、1つ1つが現在アートの作品のようにエッジが立っており、目利きの能力があるととても思えない私でもBerlutiのプロダクトだとわかるのが特徴だと思います。また双方に共通することは、ともに年月が経過してもエイジングなど、保有者にとって愛着が増していくということかと考えます。

BerlutiやRolexのようなエッジのあるブランドに今後自分が立ち上げていくビジネスをしたいです。

そのためにどうすれば良いかはまだわかりませんが、考えていきたい観点です。

将来はAIでも解釈できると前述の通り言われていますが、現段階ではまだ解明されていない要素ですが、重要な1つの観点は、愛着を持って使って貰える存在になれるか否かだと考えています。

1つの仮説が、各消費者の方々に提供するAIパーソナルアシスタント(結局は、AIが答えか?)になるかと思っています。

藤井秀樹

パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社 取締役

パクテラ・アジアパシフィック・ホールディングス株式会社 

パクテラ デジタル イノベーション最高経営責任者

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