Hideki Fujii

2020年3月11日2 分

創りたい社会

ケインズも指摘していた、これからの課題は、社会の発展(AIにより)により時間を持て余す人々が雨後の筍のように多数出る時代である。

というテーマについて考えてみたいと思います。

私の持論では、仕事がない人生には幸福がないとは言わないまでも、幸福と感じるのが難しいという前提での社会の現状を分析してみます。

仕事=「各個人の好きなテーマで情熱を持って取り組める社会課題である状態」

だと仮定すると、

社会課題を解決している組織をこれまで一般的に会社と呼んでいる集団(コミュニティー)であったのが資本主義であり、これまで特に日本ではひとつの組織の枠でしか社会課題を解決できるチャンスが無く、最適なリソースの配置ができなくなったので、仕事により幸福を感じるチャンスが減っているのが現代であるとみなすことができます。

一方、もうひとつの論点になりますが、歴史的にみて実は歴史上初めて人類は安全で健康な時代(勿論、まだ不十分な部分はありますが)に生きており、解決するべき魅力的な社会課題が減っているという説があります。(かつての同僚の山口 周氏などが指摘)

私としては、是非創りたい社会とは、社会を生きる人々が解くべき魅力的な課題を見つけて、その課題を信頼できる仲間とどんどん解決していくような姿です。

ケインズの指摘通りの社会が来る可能性は十分にあり、そのひとつの対策として、魅力的なスタートアップ (=魅力的な社会課題の解決を目指す)が大量に産まれる仕組みは必須であると考えている次第です。

藤井秀樹

パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社 取締役

パクテラ・アジアパシフィック・ホールディングス株式会社

パクテラ デジタル イノベーション最高経営責任者

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